心のスケッチ  佐々木大記

真理探求作家の日々のひらめきを綴ってます。愛と幸福をテーマにした児童文学「ジル」を電子書籍出版で連載開始。http://pr4.work/3/jill(10/24)

約束された運命

恵まれていると思う。

 

昨夜は空港バスの荷物降ろしの仕事だった。

午前中も早朝からビル清掃をやってのWワークなのできついのだが、仕事自体は楽しくやっている。

一人仕事で余計な気遣いも少なく、バスが来るまではずっとイヤホンで御法話を聞いていられる。こっそりだけど。

たまにお客さんに道聞かれたりするのも嬉しい。仕事とは違ったちょっとした親切なやり取りをできるのが、自分にとってはとても嬉しいことなのだ。

12月に勤務時間が変わってしまい、終電に間に合ったり間に合わなかったりするような体制になってしまったため、3月いっぱいで辞めさせていただく方向で動いている。

8か月弱のお付き合いで終わる予定。

そして、今また新しい仕事をやろうとしている。

久しぶりのオフィスワーク。書類審査が通ったところなので、まだどうなるか分からないけど、転職の動きが具体的に動き出したことで、運命の流れがまた新たに出来上がろうとしている感覚はある。

素直な気持ちとしては、今のような人との交流がある仕事に関わりたいと思っている。けれども、運命というものは人間心では計り知れないもので、自分の気持ちだけで無理やり思い通りにできるものではない。

何となく下した一つの決断がたくさんの扉を次々と押し開けて、予想もしなかった物語を人生のなかに放り込んでくるというような展開は今まで何度もあった。

そういう新しい物語との出会いがそろそろ近いような気がしている。

それはつまり一つの別れの予感でもある。

 

僕の人生は変化が激しく、転職回数が多く、沢山の出会いに恵まれてきた。

長く付き合いが続いている人たちの変わらない愛情には深く感謝している。

短い間だけしか過ごせなかったような人たちであっても、忘れられないような物語をたくさん与えてくれた。

共に過ごした時間の長短に関わらず、深い繋がりを感じている。

ある時ある場所で初めて出会った何人かと一気に意気投合して盛り上がり、その時一回限りでもう二度と会わない、というようなことも何度かあった。

きっと、生まれる前に出会うことを約束してきた人たちだったんだと思う。

過去世においてどんな繋がりがあったのかは分からないけど、信じられないくらい優しく助けてくれる人たちや、信じられないくらい楽しく盛り上がれる人たちや、信じられないほど仲良く慕ってくれる人たちが、長い時間をかけて僕のこわばった心を一生懸命ほぐして、大切に温めて、優しく開いてくれた。

生きている間はもう、会うことがない人も数多くいるだろう。

そんな人たちがほんの少しの時間でも良いからと、長い人生のある時に目の前に現れて、薄暗い教会のような僕の心に、一灯のろうそくの火をともして去っていく。

沢山の人たちが、それぞれに忘れられないような思い出の火を、僕の心に灯しては去っていった。

今でもその火は消えずにきらめき続けている。

すべてが大切な優しい思い出だ。

 

それはきっと約束だったのだろう。

 

何か手伝わせてほしい。

何か面倒見させてほしい。

近くにいたい。

一緒にいるのがうれしい。

 

なんだか分からないけど、そういう風に思っていただくことや、思うことが数多くあった。

 

すべては生まれる前からあった思いなんだろう。

 

会おう

必ず会おう

必ずだよ

約束だからね

待ってるよ

信じてる 絶対に会おう

楽しみにしてるよ

お互いどんな人間になってるかな

必ず思い出してね

やってやろうぜ

約束の日まで頑張ろうね

一番辛いときに会いに行くよ

必ず助けにいくね

先に行って準備しておくよ

信じてるから絶対に大丈夫です

短いけど楽しもうね

ようやくだな

絶対に見つけるよ

嬉しいなぁ

恨みっこなしだよ

あの時間に、あの場所で

面白くなるな

遠慮すんなよ

 

いったいどれだけの人と約束をしてきたのだろう。

それこそ計り知れない部分ではあるのだが、約束の人たちと会うその日に向けて、ひたすら準備を進めるのみである。

自分自身をしっかり立ち上げ、器をひろげていこう。

約束した誰かに出会うに相応しい自分が、どうれだけのものなのかも分からないが、ひたすら精進あるのみである。

いつか、誰かの恵みになれるように。