心のスケッチ  佐々木大記

真理探求の日々のひらめきを綴ってます。愛と幸福をテーマにした児童文学を現在制作中。近々電子書籍で第一話を発表予定。(2019.09.27)

「その次」への視座

さらなる高み、高次なる理想を示す段階


魂修行のステージが何段階かにわけてあるように思う。
物質的な欲や執着を克服して平らかな状態、満ち足りた状態まで心を引き上げるステージ
悩み解決や問題解決、霊的側面からもみるならカルマの解消といったところか。
歴史のなかでの人類の歩み、或いは個人としての人生の歩みの中で、良いときと悪いときの上下に曲線を揺らしながら、できるだけ上のほうに持って行くことを努力目標とする枠組み
この枠組みの中で上方に達した時に、それで満足し、現状維持を望んだ場合、魂修行を求めてまた落ちていく。
現状維持を望まず、さらに高次なる理想を描けるかどうかでその次のステージへの参入ができるかどうかが決まるんじゃないだろうか。


この世的な問題の克服の次にあるものは、より積極的な精神性・霊性の進化。
最初の段階からずーっと「霊性の進化」という課題は貫かれるものではあるが、最初が「執着を去る」とか、「反省」「浄化」といった自立のための消極的課題になる。
問題となっているものを取り除いて本来のあるべき姿を目指して、悪を去り善へと正していく段階。
個人としての自立、国家としての自立、人類としての自立。
保護を必要とする子供から大人へ成長していくステージととらえると分かりやすい。
この段階をクリアして大人としての修行のステージを目指したいのだが、学校を卒業したら勉強は終わりと思っている人にとって残りの人生が成長や進歩と縁遠くなるのと同じように、受け身の修行から積極的修行へと意識を切り替えて、魂修行のステージを新生しなくてはならない。
仏教的な表現をするなら「八正道」から「六波羅蜜多」へ、反省から発展へと向かって人も、人類も進化していきたいのだ。



自立したものとして望まれる次のステップは、「私の修行」から「私たちの修行」、「今の課題」から「未来の課題」へと意識を拡大したうえでの取り組みになる。
「今の私」という狭い枠組みを脱していく試みは、肉体的な人生観を越えて霊的になっていくための登竜門であり、古い殻を脱ぎ捨てて蝶へと羽化していく姿でもあろう。


個人としては貧困や人間関係の問題に苦しむ人生から脱皮し、他の苦しんでいる人に手を差し伸べていく指導者への羽化という形があるだろう。
大きな視点としては、国家間の争いの解決をし相互協調しながら、地球全体の課題を解決していける状態に成長したのちの、脱皮ということになるだろう。
現代の問題は、その脱皮したのちの姿、より高次なる理想というものを充分に描けていない所にある。


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人類は地球的正義の樹立に今取り組んでいる段階にあって、そのなかで自国にとって有利な体制を敷きたいという思惑を持つ国。
神の目から見て健全な正義を実現せんとする国。
隣国や同盟国や国民の顔色を気にしながら風見鶏風に「世渡り」をしているだけの国。
さまざまな見方はあると思うが、次は地球として、人類として、どういう進歩のステージを目指すべきなのか、そのより高次なる理想の在り方が見えておらず、せいぜい目の前の問題解決に必死になってしまっている状況にあるんじゃないか。


「その次」にどんな理想を目指すことができうるのかという魅力的なビジョンを打ち出していくことができれば、人類はその夢に向かって希望を抱くことができる。
話を個人に引き戻せば、今自分が取り組んでいる課題の「その次」を知っている、描けるということがとても重要なポイントになる。
案外そこが描けていないから前に進めない状態に陥っている場合が多くあるんじゃないだろうか。


課題をクリアすることしか考えられていないとしたら、人生の曲線グラフは平均値から見た上方に達したあとは下降するしかなくなる。
これは人生観の枠組みに応じた人生の展開の図式なのだと考える。
一生を個人的、或いは近親者間での問題解決に費やす人生もたくさんあるだろうけど、その枠組みにとらわれてそれなりの自己実現がなされている可能性は大いにあるんじゃないか。
さらなる発展、さらなる繁栄へと向かっていけるかどうかを分ける考え方がここにある。


高く魅力的な理想が人生を引き上げてくれる。
霊的人生の見取り図が今どのように描かれていて、自分は今どの位置にあるのかをときおり見直したい。


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