心のスケッチ  佐々木大記

信仰者が日々体験している心の変化を随筆や詩を通して描いてます。34まで会社員でしたが、真理探究中心の生活を作りたかったので頭脳労働をやめ、現在は宗教と哲学を学びつつ、幸福論をテーマとした児童文学を執筆している清掃員38歳です。これまで自分の心の課題や自己変革を基に心の動きを綴ってきましたが、時代に光を灯すべく、世の中を少しでも幸せに映す「心の窓」をここに辿り着いた方へ提供していきたいなと考えてます。(2019年8月30日)

すれ違うたくさんの「一人の人」たち

沢山の人に関わりながら生きているうちに、人が人でないような錯覚に陥っていることがある。


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日々の生活の中で習慣的に関わりを持っている沢山の人を「沢山の人」としてではなく、自分と同じ「一人の人」として深く見つめる目を持てていなかった。
まるで、自分とは違う世界に生きている住人のように、切り離して認識していた。
たしかに、考えていることも、持っている世界観もまったく違うのだから、それはある意味で正しい認識なのだが、その「違う世界感」を持ち寄ってこの世界に集まってワイワイやっているんだっていうこともまた事実で、そのなかで互いの心を開いて人生観や考え方や世界観を共有しあいながら、心の景色をより豊かなものに発展させていける。
そういう個を超えた世界の広がりを喜び合える幸せを求めたい。


沢山の「一人の人」と一対一の関係性が現実にはまだできていなかったとしても、自分の心の世界において育んでいくことは可能だ。
そんなにじっくり話したこともないような、いつもすれ違う程度の浅い繋がりにあるあの人のことを思い出す。
自分と彼、或いは彼女と二人きりで、普段は話さないような、いつもよりすこし深い話を、いつもよりすこし親密な距離感で話すような時間を、瞑想の中に取り入れてみようと思う。短い時間で良いから。


10年ほど前、それに近いことを祈りの中で行っていたことがあった。
実際に効果はあり、人間関係を良好にしていく助けになった記憶がある。
実際のコミュニケーション以前に、心の世界において理想を視覚化しておくと、現実が改善していくことに対して前向きな気持をつくることができた。
当時部署として社内から孤立した立場に置かれていて、他の人との関りを持つ機会というのが皆無だったところからスタートしたのだが、退職時には部課長や退職者をを含め30人くらいの社員に送別会へ出席して頂けるほどまでに変化するっていう得難い経験を頂いた。
(今思うと本当に良い人たちだったなとつくづく思う。)
そんな経験があるので現実を変えていく自信はある。
あの当時は、挫折状態でとてもさみしかったので人との繋がりを何より大切にして、他の人の為に入念に祈っていた記憶がある。
それからすると、今はだいぶ雑になってしまってるよ。。


自分の世界に没入していく必要もあったので、いたしかたないところはあるだろうな。
でもでも、そろそろオープンにしても全然良いと思える。
どこかで、「今ある人間関係はこんなもんだろうな」という思い込みがあったけど、過去の経験からすれば、ぜんぜんいい意味で崩していける。
変にべたべたするつもりもないし、それは本意ではないのだけど、一人の人として、一対一の繋がりを互いに感じられるくらいの、健全な結びつきを持てるようにはなりたいなと思う。


一緒にいられる時間にも限りがあるだろうから、どこまでいけるか分からないけど、「今より1ミリでも前進すればそれでよし」という気持ちで過ごしていた10年前と同じように、一歩一歩進んでいくだけだ。
理想を遠くに感じてやる気を失ってしまうのではなく、自分の歩幅でしか歩けないことをわきまえて、次に踏み出すべき足の置き場へ今日一歩を進めることが大切なことだと思う。


今とはかけ離れた理想像がとても現実的に思えなかったとしても、相手の立場に立って考えるなら、「互いに良くなっていこう」という前向きな願いに対して、今現在否定的に思っている人って実はいない。
一人の人間の良き願いを妨げようとしている人なんて世界中探してもどこにもいないのだ。
ゆえにそんなに難しいことではない。
勝手に無理だと思いこんで諦めてしまったらそれまでだけど、自分が最後の砦を崩さない限り、希望は死なないのだ。
そういうふうに当時考えていたことをなぜか今思い出している。
(今そんな深刻な状況にないんだけどな)
とりあえず浮かんでくるのでそのままスケッチしておくまでさ。


自分自身がまとっている薄皮を一枚剥ぎとるだけで良い。
世界が今よりすこし親密になる。
そんな一日を日々に積み重ねていこう。


人間関係解決のヒントになれば幸いです。


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