心のスケッチ  佐々木大記

真理探求作家の日々のひらめきを綴ってます。愛と幸福をテーマにした児童文学「ジル」を電子書籍出版で連載開始。http://pr4.work/3/jill(10/24)

暗闇の中にある人へ

深い悲しみや困難の中にあるとき、希望を持ち続ける勇気を失い、不確かな未来を信じるよりも、心を閉ざし、その場限りで通り過ぎていく現実の中に閉じこもって生きる方が気楽だ。
幸い今の時代はお手軽に気を紛らわしてくれるような気休め産業が盛んで、ライトな楽しみをスマホの中からいくらでも引っ張り出すことができる。
心の中の明るい未来より、娯楽にでも気を取らせていた方が幾分疲れが癒されるような気にもなる。


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だが、どんなに苦しかろうとも心を開き、未来を明るく見つめる勇気を完全に手放してはいけない。


心が見つめようとするものを鏡のように映し出しているのが現実だ。
明るいものを見ようとする心は、無意識に現実の中から明るいことを見つけ出させる。
もし、現実の中に何らかの不調和を見出していたとすれば、その始まりは自分の心の中の不調和にある。
魂の姿と現実の自分との間にある隔たりを無視し続けながら、心に調和を保つことができるだろうか。
自分らしく生きることを本当は望んでいながら、明確に目標とすることを避けていないか。
希望を描くことを恐れているのではないか。
心の奥底からの願いが叶えられない未来に、いつか失望する日がくるのではないかと、怖がっているのではないか。


過去に経験してきた悲しみや傷、あらゆる困難が、未来を暗示することはない。
素晴らしい人生は喜びや勝利だけで成り立つものではなく、むしろ多くの失敗や傷によって蓄えた知恵や強さや優しさが、世の中に役立っていくことで実現していく。
失望や悲しみや敗北感、困難のために与えられている人生など一つもない。


すべては癒される。
すべては生かされる。
すべては報われる。


心を閉ざしたくなるような暗闇の時間の中であっても、その時には必ず終わりがあり、トンネルの出口には確かに光がある。
心を閉ざさない限り、その光が消えることは決してない。
やがて光の世界に出たときに、自分の通ってきた困難の旅路を振り返って思うだろう。
そのときこそ黄金の時間だったのだと。


孤独の中にあって失うことのなかった希望を持ち続ける多くの人たちが、今もその道を歩み続けている。
彼らは互いに困難の道を乗り越えて、やがて出会うことを約束している仲間。
魂は仲間たちと合流する約束を忘れていない。
聖なる仕事を実現するための多くの仲間たちと、光の繋がりをこの地球上に作り出すのが、本来の人生の目的だということを、魂は知っている。


孤独に敗北していく惨めな人生を生きているなどと、いつの間にか思いこまされていないだろうか。
たった一人の小さな自分、ほんの数十年の短い人生観、目の前の現実の中に、自分の心を閉じ込めて、真実の魂の姿を見失っているのではないか。


驚くほどに心の世界を知らない人で溢れかえっているこの世界を俯瞰して見つめるなら、時代が必要としている光が如何に大きなものであるかが理解できるはずだ。
その中において、自分が担おうとしている役割を果たすために、あらゆる苦しい経験が与えられてきたのだ。
それは人生の結論では決してなく、より高次なるものを目指して魂が選んだ学習だ。


現実は真実ではなく、心の景色だ。
心を見つめ、心を変えることで、美しく豊かに描いていけるキャンバスが現実だ。
創造主の描く芸術は一人ひとりの心の中の光によって現実に投影されていく。
だから如何なる困難のときもその心に希望を抱き、希望の中に多くの仲間と共にあるイメージを描いて信じることだ。
それが光の仕事の始まりとなる。
それが勝利の人生の始まりとなる。


未来を運任せ、他力任せ、現実任せにせず、自分自身で決めることが、人生における最大の勝利であり、自信の始まりである。
真に自信を掴んだとき、その人は既に成功想念を自ら作り始めている。
それは暗闇の中にあるからこそ作ることのできる強い思いの力だ。
現実が良好になってから強気になることは容易い。
現実の風向きに頼って容易く作り上げた想念は、また現実の風向きによってもろく崩れていく。
真に不動の成功想念を作り出すために与えられた暗闇の時代こそ、黄金の時間なのだ。


多くの仲間たちと主の芸術を完成させるために七色の光を運ぶビジョンを、暗闇の中にあって描き、信じることだ。
必ずそのようになる。
そのようにならなくてはいけない時代が、目の前にある。
世界はあなたの光を必要としている。