心のスケッチ  佐々木大記

真理作家の日々のひらめきを綴ってます。電子書籍児童文学「ジル」http://pr4.work/3/jill 随筆note「本当の自分に目覚めるための物語」https://note.com/ssktmnr/m/m69f95d8d6351 を執筆中です。

決断

「迷い」という善き教師役を得ている。
環境が整っているときは容易くできた決断が、環境の変化によって難しくなることは多々ある。
仮に、環境が調っていたら、簡単に決められて良かったのだろうか。
すべての決断をゆとりある安全圏の中、或いは少し外、視界に収まるくらいの範囲におさめて進んでいくだけではたどり着けない境地がある。
根拠も得られず、ただ「飛ぶ」ことを要求されるような迷いのとき、様々なことが脳裏をよぎる。
どこに判断の基準を求めるべきなのか、考えに考えても定まらない。
進むことも退くことも、どちらも正しいように思える。
優柔不断が優柔不断を増幅させていくかのように、どんどん複雑になっていく。
ときおりこうして勇気と志と責任を育んでいる。
こういう時、孤独のなかで自らの意思を確かめることをとても大切にしている。
誰かの助言や、シンクロニシティだとか、外部的な要因を通して決断のきっかけを得ることもあることはあるが、自分の人生の責任を手放さない姿勢は決して崩してはいけないと思っている。
「天のお告げ」的な象徴的な出来事に決断をゆだねる敬虔な態度も、人知の及ばないような難しい局面では大事だとは思うが、そうであったとしても、責任は自らが負わねば人間として成長することはできなくなるだろう。
大いなるものに身をゆだねつつも、責任は自らが負うからこそ、神聖なる力と一体となることができるのではないだろうか。
さもなくば自分では何も決められない、自尊心のない卑屈な人間へと堕していくことになるだろう。
大事な大事な選択だからこそ、簡単ではない状況で現れてくるのかもしれない。
今この判断に対して真剣に向き合い、悩みながら、覚悟をかためていく時間を得られることは、先々の人生にとっても意義のあることなのだと思う。